茶摘みの季節  茶農家と茶工場を訪問

宇治碾茶組合の共同工場

吉田銘茶園の作業場

 

5月の宇治は茶摘みの時期。初旬から煎茶、中旬から玉露・碾茶の茶摘みが行われます。議員団は、茶摘みと製茶作業の最中の茶農家を訪ねて、激励しながら茶の生育の様子や要望などをうかがいました。

伊勢田駅無人化問題で近鉄と交渉

 5月14日、近鉄伊勢田駅がラッシュ時間帯に駅員がいない無人駅になっている問題で、倉林明子参議院議員と沿線の共産党議員団が共同で近鉄と懇談・交渉を行いました。共産党は交渉に先立って近鉄沿線でアンケート調査を実施し、そこに示された利用者の声をもとに交渉しました。

 出席者は、近鉄側が、鉄道本部大阪統括部運輸部長、運輸課長、他主査2名。共産党側が、参議院議員倉林明子(秘書)、宇治市会議員団(山崎恭一)、城陽市会議員団(川村明子)、京田辺市会議員団(岡本亮一)、精華町議員団(佐々木雅彦)。京都民報社記者が同席しました。

 懇談・交渉は以下のように行われました。

  (近鉄側の説明〉 少子高齢化の進行の中、鉄道の存続のために必要な措置。安全が最優先というのは当然だが、職員配置と安全対策とは別である。また、人員の確保が困難だという事情もある。利用者にはご不便をおかけすることになるが、ご理解いただきたい。

〈共産党側の質問や意見・(近鉄の回答)〉

アンケートの内容を紹介して、利用者の声を伝え、職員配置を元にもどすよう求める。

バリアフリー化改築で施設改善されても車イスではホームまで行けるだけで、渡し板をかけてもらわないと乗車できない(近鉄:事前に、できれば前日に連絡してもらえば係員を配置する)

なにかあればインターホンで問い合わせてくれというが、インターホンにはカメラがついてないので聴覚障がい者には連絡の方法がない。何億円もかけて、エレベーター設置などをしながら、一方ではバリアフリー化に逆行しているのではないか。

始発から終発まで19時間超にわたって列車が走っている。そのうち駅員がいるのは8時間で、無人時間が11時間以上。朝夕のラッシュ時は無人。無人時間に伊勢田駅を発着する列車は約140本、通過する特急や急行は約120本。こんな駅で無人化は無茶ではないか (近鉄:これまでも無人の時間はあったが特に問題は起きていない)

障がい者は外出もいろいろ工夫している。無人駅やエレベーターのない駅が近くにあっても、遠くの駅を利用したりしている。問題ないと見えても、苦労や不便が隠れていることは多い。

一片の掲示だけで通知し、理由も書いていない。あらためて利用者に周知する予定はないか。 (近鉄:本部として説明・広報の予定はない。近辺への周知は駅長の判断でおこなっている)

なにかトラブルや問い合わせの時には、大久保駅か新田辺駅にインターホンで連絡することになっているが、すぐに対応できるのか (近鉄:駅長のいる駅=大久保・新田辺には巡回係が各1名いるので、それが対応する)

無人時に見ていると、券売機の不調や自動改札で警報が鳴ったり、乗り換え切符はどのボタンを押すのかわからないとかさまざまな不便や小さなトラブルも見かける。こうしたことは無人化の影響として集計されているのか。 (近鉄:無人化の影響でというわけではないが、日常的に集約はしている。)

この職員配置は最終決定か (近鉄:様々な事象を集約して検証する。一定期間の後、修正・変更することもある)

このアンケートは利用者の声であり、しっかり参考にしていただきたい。 (近鉄:よく拝見させていただく)

 最後に、共産党側から、「安全は最終的には人で守るものだと思う。万が一にも無人化で重大事故が起きたら、被害者はもちろん、近鉄にも重大な責任が覆いかぶさる。利用者の声としても、経営体としても、今回の職員配置はたいへんに危険が大きい。ぜひ検討し直していただきたい。」と要望し、今後の推移をみるとしてこの日の懇談を終えました。

 

 

5・3憲法集会in京都に参加しました

 憲法記念日の5月3日には全国で、憲法記念の催しが多数開かれ、「安倍改憲ノー」の声が響きました。京都でも午後から円山公園野外音楽堂において生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都」が開催されました。

!全国市民アクション・京都」が主催したものですが、賛同団体には、地域や職場の9条の会、労働組合も全労連傘下の組合や独立系の組合などが名を連ねています。市民団体も、京都YMCA、ピースラブ実行委員会、反戦老人クラブ、自衛隊員の命と人権を守る会、京都シベリア抑留死亡者遺族の会など大小さまざまな団体が加わっています。政党では、新社会党、緑の党グリーンズ、日本共産党、立憲民主党、自由党、社会民主党、民進党の7党が参加してあいさつやメッセージを寄せていました。(写真は、政党代表と集会の代表世話人が手をつないで参加者にアピールしたもの)

集会のなかで、全国で取り組まれている憲法を3000万署名は5月末で中間集約をおこなうこと、さらに9条改憲の危機が去るまで引き続き取り組んでいくことが提起され、参加者は拍手でこたえました。

南山城統一メーデーに参加しました

 5月1日はメーデー。世界中で、労働者の連帯で要求実現をめざす様々な催しが行われました。日本でも全国307カ所で集会やデモ行進が行われ、15万人以上が参加しました。宇治地域では、南山城統一メーデーが、府立山城総合運動公園・太陽が丘で開かれ32団体800人が参加しました。

本庄豊実行委員長(宇治城陽久御山地区労働組合協議会議長)は、あいさつに立って「国政では、厚生労働省データねつ造事件、財務省の文書改ざんとセクハラ問題、防衛省のイラク・南スーダン派兵日報隠しなど、問題が次々と発覚して機能不全状態に陥っている。こうしたことになったのも安倍政権が、政治を私物化してきたためではないか。労働者、市民と野党の共闘で、今こそ安倍政権にとどめを刺し、平和と民主主義、暮しを立て直す新しい政権をつくろう」と呼びかけました。

共産党を含めた参加団体代表の決意表明、仮装コンクール、デコレーションやプラカードのコンクールなどが行われましたが、今年の特徴は「安倍やめろ!」の声が圧倒的に多いことでした。

 

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