共謀罪法案強行に抗議 緊急街頭宣伝を実施
5月23日午後、共謀罪法案をめぐって衆議院で強行採決の危険が迫っている中、JR宇治駅前で緊急の街頭宣伝を行いました。
街頭演説では、水谷修団長、かみじょう亮一6区国政委員長が、「共謀罪の国会審議では法務大臣の答弁が二転三転した末に立ち往生するなど審議は尽くされていない」「戦前の治安維持法のような国民監視体制をまねくもの」「野党と市民の共同で廃案に」「きたるべき総選挙で自民・公明・維新にきっぱりと審判を」と訴えました。
5月23日午後、共謀罪法案をめぐって衆議院で強行採決の危険が迫っている中、JR宇治駅前で緊急の街頭宣伝を行いました。
街頭演説では、水谷修団長、かみじょう亮一6区国政委員長が、「共謀罪の国会審議では法務大臣の答弁が二転三転した末に立ち往生するなど審議は尽くされていない」「戦前の治安維持法のような国民監視体制をまねくもの」「野党と市民の共同で廃案に」「きたるべき総選挙で自民・公明・維新にきっぱりと審判を」と訴えました。
党議員団は、5月臨時会に「テロ等準備罪(共謀罪)法案」の撤回・廃案を求める意見書(案)を提案しました。通例では意見書は定例会に提案するものですが、急施案件として議会運営委員会で提案が承認されました。意見書(案)には、自民、公明が反対、宇治維新も日本維新の決定に従うとして反対、無会派議員は賛成。民進党は採決寸前まで態度を表明せず、結局採決時には議長を除く6人が退席しました。その結果、意見書は賛成8人、反対12人で否決されました。
提案した意見書(案)全文は以下のとおりです。
「テロ等準備罪(共謀罪)法案」の撤回・廃案を求める意見書(案)
安倍政権は、「テロ等準備罪(共謀罪)法案」について、5月19日衆議院法務委員会で強行採決した。同法案は、もの言えぬ監視社会をつくるもので、思想や内心を処罰の対象とする違憲立法であり、日弁連加盟のすべての弁護士会、学者、ジャーナリストをはじめ幅広い国民から強い懸念と反対の声があがっているものである。十分な審議をせずに採決を強行したことに強く抗議する。
「共謀罪」法案をめぐる国会審議では、法案の必要性や適用対象をめぐって政府見解がたびたび変更され、金田法務大臣が答弁不能に陥って審議が止まる事態がたびたび起こっている。対象は組織的犯罪集団であり一般市民は関係ないと言いながら、組織的犯罪集団の定義はないと答弁しており、どの団体が対象になるかは捜査当局の判断次第である。準備行為の範囲もあいまいであり、対象範囲がどこまでも広がる危険がある。準備行為を処罰するためには、盗聴や密告に依拠することになり、戦時中のような国民監視社会になる可能性がある。そもそも同法案の口実とされた条約はテロ対策の条約ではなく、起草段階で政府自身が「テロは対象とすべきではない」と主張していたものである。
憲法の思想信条の自由を踏みにじる内心を罰することになり、わが国の刑法体系の根本的な変質となる「テロ等準備罪(共謀罪)法案」の成立は到底許されるものではない。
よって政府におかれては、「テロ等準備罪(共謀罪)法案」の撤回を求めるものである。
また、国会におかれては、「テロ等準備罪(共謀罪)法案」を廃案にするよう求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
2017年5月22日
宇治市議会議長
衆議院議長 大島理森 様
参議院議長 伊達忠一 様
内閣総理大臣 安倍晋三 様
法務大臣 金田勝利 様
5月22に日に開かれた臨時会で、議会の新しい人事が決まりました。
水谷修議員が監査委員、宮本繁夫議員が議会運営委員長、渡辺俊三議員が建設水道常任委員長、山崎たすく議員が建設水道常任副委員長に選出されました。
党議員の役職・所属委員会などは下記の通りです。
水谷 修 市議団長、監査委員、建設水道常任委員会、議会運営委員会
宮本 繁夫 市議団幹事、議会運営委員長、文教福祉常任委員会
山崎 恭一 議員団副団長、議員団副幹事、市民環境常任委員会、城南衛生環境組合議会議員、京都地方税機構議会議員
坂本 優子 総務常任委員会
渡辺 俊三 市民環境常任委員長、城南衛生環境組合議会議員
山崎 たすく 建設水道常任副委員長
大河 直幸 文教福祉常任委員会
5月1日太陽が丘運動公園を会場に、第64回南山城統一メーデーが行われました。開会直前に激しい雨と落雷がありましたが、開会時には陽もさして無事開催できました。労働組合を中心に28団体、600人が参加しました。今年のシンボル・スローガンは、「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう」です。
ブラック企業、長時間労働、低賃金、過労死など、非人間的な労働条件が横行する一方で、戦争法や共謀法など平和と民主主義を破壊しようとする動き。森友学園事件や大臣のあいつぐ暴言など、政治の腐敗が顕在化するなかで開かれた労働者の祭典。プラカードやのぼり、デコレーションに怒りや要求があふれていました。
本庄豊実行委員長は、「安倍政権がねらうのは、アメリカの戦争への加担。そのためにも現代版治安維持法といわれる共謀罪の成立をもくろんでいる。労働者・市民が団結して、野党とも手を組んで、こうした動きを阻止しよう」とあいさつしました。
仮装コンクールでは、籠池氏のそっくりさんが登場して、安倍首相の「迷せりふ」、「仮に、仮にですよ、私または妻が関与していたならば、議員をやめますよ」などが演じられて、大きな拍手を受けていました。