市政要求懇談会を開催しました

 議員団は、11月12日に市政要求懇談会を開催しました。懇談会は、定例会ごとに開催されているもので、市民団体、労働組合、地域の共産党支部などから約30人が参加しました。

宮本繁夫議員の司会で始まり、水谷修団長があいさつで、共産党がよびかけた戦争法廃止の国民連合政府について、とりわけ2つの自衛隊基地を抱える宇治市の位置の重要さについてふれ、山本市長について、公約としていた教育の充実はでは教育研究所は八足のめどがたたず、学校トイレなど施設整備も遅れている。また、太閤堤跡整備では、市長提案の関連予算が議会で削除された。国政も市政も転換が必要なことがいよいよはっきりしてきたと述べました。

続いて、山崎恭一議員が9月議会と決算委員会の内容について報告しました。戦争法反対にかかわる意見書を5回にわたって提出。民主党が、反対、棄権などの態度から、賛成・共同提案へと発展、市民の運動の広がりの中で、宇治市議会内でも戦争法反対の共同が進んだ。国保会計の黒字が続く中で、国保料値下げを拒否している宇治市。水道料金の15.4%もの大幅値上げの動き。トイレ改修などが遅れ、故障個所の修理などもなかなかされない宇治市の学校施設の状況。子どもの医療費助成が、いまだに宇治市以南で最低レベル、すべての市民の移動する権利の保障に取り組まない。世界遺産地区の周辺で、また不適切な開発がされようとしていることなどを報告しました。

参加者からは、太閤堤跡歴史公園について、総事業費はいくらになるのか、宇治市へ来る観光客はどれくらい増えるといっているのか、議会で否決されたのにホームページで「延期」としているのはおかしい、宇治公民館は結局どうなるのかなどたくさんの質問と意見が出されました。

水道料金については、今の時期に値上げをされたら暮らしが大変になる、値上げを止めるにはどうするのかなどの意見が出ました。また、アスベスト被害の救済を求めた請願者の京建労から参考人として委員会審議に参加した三須磨さんたちから「請願提出では共産党に世話になってお礼をいいたい。理由も言わずに反対した党や、遅刻、欠席などの議員がいてこんなんことでいいのかと腹が立った」と発言がありました。

議員団は、それぞれの質問に答え、出された意見をうけとめ、市政に反映させていく決意を語って、懇談会を終えました。

学校のトイレを調査―改修前と改修後

改修前のトイレ(北小倉小)

   

改修後のトイレ(伊勢田小)

  市議団は、決算特別委員会で、学校のトイレの状況を現地調査しようと提案して実現。11月2日に、改修の終わっている伊勢田小学校とまだ改修のされていない北小倉小学校を現地調査しました。

 比べてみると一目りょう然、改修前のは、もわっと臭いもしますが、改修されたトイレは、臭いなどはしません。

 市立学校には、改修前の学校が、小学校は菟道第二、神明、西小倉、北小倉、南小倉、大開、西大久保、平盛、三室戸、南部、笠取の11校、中学校は、槇島、西小倉、南宇治、広野、東宇治、木幡の6校、計17校もあります。また、便器やレバーの破損・詰まりやすいなどで使用できないトイレが9つもあります。市の改修計画では年に2、3校程度のペースです。党議員団は、ペースを上げて全校の改修を急ぐよう求めています。

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