ヒューマンチェーン大久保 1300人で大久保基地を囲む

 戦争法の「可決」から6か月後いあたる3月19日、戦争法廃止・自衛隊派兵反対をめざして「3・19ヒューマンチェーン大久保」が開催されました。市民団体や労働組合が共同で呼びかけた集会とパレードには1300人が参加、宇治市内での戦争法廃止関連では最大規模となりました。

戦争法の3月末施行を前にして、戦争法を実施させないという思いが集まりました。「駆けつけ警護」による武力行使の危険が高まる南スーダンへの派遣される大久保基地の第4施設団を囲んで、「自衛隊員に殺しをさせない、自衛隊員を殺させない」という声を届けようと呼びかけられました。

陸上自衛隊元レンジャー部隊隊員の井筒高雄さんは、「自衛隊は国を守る訓練はしているが、海外で人を殺す訓練はしていない。防衛省はもともと海外での戦争など考えていない。だから、自衛隊員は団体生命保険に入っているけど、この保険は戦争では保険が下りない。安保法制というが、自衛隊が戦争することを認めて、内戦状態の混乱が続く南スーダンに行く法律であり、メイドインジャパンの武器がデビューすることになる。住民保護のため先制攻撃できるなどという政府の説明は、リスクに対する覚悟もなく、むちゃくちゃなことだ。」と訴えました。

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