山宣墓前祭―山宣の志を継いで、暴走政治を許さぬ誓いあらたに

  3月5日、善法墓地において第86回山宣墓前祭が実施され、全国各地からの参加者を含め250人が参加しました。 

 実行委員長の本庄豊さんが、宇治の旅館花やしきの長男として生まれた山本宣治・山宣が、侵略戦争と暗黒政治に反対し右翼のテロにより暗殺された事績をふりかえり、残された遺族がその思いを受け継いだエピーソドなどを紹介した開会の挨拶を行い、献花しました。

 追悼の言葉には、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟京都府本部会長 岡本康さん(宮城日出年さんが代理)、日本民主青年同盟京都府委員会副委員長 山川朋也さん、全日本年金者組合京都府本部委員長 山崎彰さん、日本国民救援会京都府本部会長 大平勲さん、新社会党京都府本部委員長 池内光宏さん、日本共産党京都府委員会6区国政委員長 上條亮一さんたちが立ち、東京山宣会、長野山宣会、からメッセージが読み上げられ、遠路の参加者が紹介されました。

 やましろ健康医療生協ケアステーションあさくら所長の柴田いずみさんが、「山本宣治先生、あなたが右翼のテロに倒れてから86年目の命日を迎えました。今年もまた私たちはあなたの墓前につどい、あなたを偲び、その意思を継ぐ誓いを新たにしています。」「私たち日本国民は、1946年、この無法で悲惨な侵略戦争と、これを推進した暗黒政治を反省し、国民主権と絶対平和主義、基本的人権を定めた日本国憲法を制定しました。ここに、あなたの思想・意思が実を結びました。ところが今、安倍政権はこの憲法を踏みにじり、日本を再び戦争をする国につくり変えようとの動きを急速に強めています。」「今年は戦後70年の節目の年です。安倍政権の暴走を許さず、国民本位の政治への転換。憲法を守り生かす世辞の実現へ、大いに奮闘することを改めてあなたの墓前に誓います。」と「墓前の誓い」を読み上げ、全員で確認、誓いあいました。

 最後に山本家のご挨拶をうけ、参加者の献花、おまいりがおこなわれました。

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