国保料引下げの提案―自民・公明・民主が反対

 宇治市の国民健康保険会計は、2009年度から6年連続で大幅な黒字を続けており、2013年度の実質黒字は10億397万円、2014年度も5億円を超える黒字が見込まれています。黒字分の一部を積み立ててきた財政調整基金は、2008年度の1億7206万円から、2014年末には6倍の10億7789万円となる見込みです。党議員団は、高すぎる国保料を引き下げるべきだとして、国保条例の一部改正案を提案しました。修正案の内容は、2世帯で9000円の引き下げとなるもので、その影響額は1億4千万円となり、2014年度にあらたに基金に積み立てようとする3億2548万円の一部を活用すれば充分にまかなえる金額です。

 この国保料引き下げの提案は、共産党と社会議員団が共同で提案しましたが、自民、公明、民主と無会派の2人が反対し、否決されました。

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