予算の組み替え動議を提案 ― サービス切り捨て、一斉値上げの再検討を求める

党議員団は、3月29日、市長提案の一般会計予算案に対して、組み替えを求める動議を提出しました。

提案理由説明にたった水谷修議員は、「市長は『財政難』を理由にして、市民サービスを切り下げ、事務事業の廃止・縮小・見直し、使用料・手数料の軒並み値上げを、関係者との調整も合意もなく、唐突に提案されました。これらをいったん元にもどし、立ち止まって再検討すべきものです。市長におかれれは、予算案を再検討することを求めて提案します。

(組み替え動議の全文は下線部をクリックしてください) 平成30年度宇治市一般会計予算等の組み替えを求める動議

 

介護保険料条例修正案を提案 ― 保険料を据え置きに

3月18日の予算特別委員会に、党議員団は市長提案の「介護保険条例一部改正案」に対し修正案を提案しました。

修正案は、介護保険料基準額で80円引き上げようという市長提案に対して、据え置きにするよう修正するものです。必要財源は年間400万円で、今期の黒字が3億から4億円と見込まれていることから充分に財源はあ理ます。

提案前文と鍼灸対照表は、下線部をクリックしてください。

介護保険条例の一部を改正する条例修正案【新旧対照表】 介護保険条例の一部を改正する条例修正案

国保条例に修正案を提案 ― すべての加入者の保険料引き下げを

3月18日の予算特別委員会で、党議員団は、市長提案の「国保条例一部改正案」に対し修正案を提出しました。

宇治市の国保料は、京都府内でもトップクラスの高い保険料を続けてきました。高すぎる保険料のために、9年連続で数億円単位の巨額の黒字を生じ、国保基金も10億円近くになりました。党議員団は、毎年、「取りすぎになっている国保料は、引き下げて加入者に返還すベきだ」と引き下げの修正案を提案してきましたが、市は「将来の財政運営に不安がある」とし、民主・自民・公明などの議員も引き下げに反対してきました。

国保制度の変更で、府内の国保料の平準化が課題となる中で、宇治市はようやく高すぎる保険料を他市なみに引き下げる改正案を提案しました。しかしこの改正案は、保険料の3要素のうち、「所得割」と「平等割(世帯割)」は引き下げるものの、「平等割(人数割)」は引き上げることとしているため、加入世帯の約9割で引き下げになるものの、1割程度では逆に引きあげになるというものです。党議員団などが提案した修正案では、「平等割」の引上げをやめて据え置きにすることで、ほとんどすべての加入者の保険料を引き下げようというものです。この提案実施で減額になる保険料収入は約5500万円。2017年度国保会計の黒字見込み7億6517万円(2018年度予算の収入には未計上)や国保基金9億5128万円など、活用できる財源はいくつもあります。

 

提案した修正案の全文と新旧対照表は、下線部をクリックしてください。

国保条例の一部を改正する条例修正案  【新旧対照表】国保条例の一部を改正する条例修正案

 

第89回山宣墓前祭に参加しました

 3月5日は治安維持法改悪に反対して暗殺された労働農民党代議士山本宣治の89回目の命日です。宇治市善法墓地の山本家の墓前で、第89回山宣墓前祭が開かれました。朝からの雨の中、100数十めの方が参加しました。

墓前祭は、新日本婦人の会と年金者組合の有志による「平和コーラス」の指導で、山宣追悼歌を合唱して始まりました。

あいさつに立った本庄豊実行委員長は、「山宣が命を懸けて反対して治安維持法、そのもとで戦争に反対する人々が弾圧され、人々はものも言えない状況におかれて、日中戦争、アジア戦争と戦争は拡大していきました。1945年の敗戦までに、アジア全域で2000万にん、日本で320万人が犠牲になりました。二度とこうした惨禍を繰り返さない誓いを込めて日本国憲法が作られました。ところが今、安倍政権は憲法を変えて戦争できる国に変え、機密保護法なでもも言えない状況をつくろうとしています。私たちは、山本宣治さんの遺志を受け継ぎ、憲法を守りぬいて、民主主義を守り、戦争を阻止することを決意します。」と語りかけました。

追悼の言葉に立った、つなぐ京都・弁護士の福山和人さんは「今日は私の生まれた日でもあります。宇治で育った私は、小さい時から父に『この日に生まれたお前は、山宣の志を受け継がなあかんで』と言われてきました。今また戦争の危機が迫っている時期に、憲法法と暮らしを守るために知事選挙への立候補を決意したことは、山宣の遺志を受け継ぐことにもなると考えてのことです」と決意を語りました。(写真は、追悼の言葉の語る、福山和人さん)

続いて、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟、全日本年金者組合、日本国民救援会、民主青年同盟、新社会党、日本共産党が追悼の言葉を述べました。献花、メッセージ紹介の後、やましろ健康医療生協の看護師の方が、「89年目の命日に墓前につどい、あなたの生涯に思いをよせ、その遺志を受け継ぐ誓いを新たにしています‥と「墓前の誓い」を読み上げ、参列者全員で確認しました。また、「9条改憲に断固反対し、撤回を求める」決議を、安倍晋三内閣総理大臣宛送付することを提案・承認されました。

最後に、山本家、山宣の孫にあたる山本勇次さんからお礼のあいさつがありました。

福山和人さんが街頭演説デビュー  近鉄大久保駅前

 京都府知事選挙(4月8日投票)に立候補することを表明している弁護士の福山和人さんが、2月24日午後、近鉄大久保駅前で初の街頭演説を行いました。(写真は、駅前に集まった支援者たちと交歓する福山和人さん)

福山弁護士は、西大久保小学校、西宇治中学校、城南高校から立命館大へとすすんで弁護士になった人。はじめての街頭演説をふるさと宇治で行ったことに「この上ない喜びを感じる」と述べました。「京都で弁護士をし、労働事件や詐欺事件、消費者被害など多くの事件を取り扱ってきました。そのたびに思ったことは、『社会の仕組みがもうちょっときちんとしてたら、事件や被害にあう前に救われる人が多いのにな』という思いでした。」と語り、それが福山さんの今度の立候補への決意につながりました。

 

「宇治市2018年度当初予算案などについて」を発表

党議員団は、2月20日に市長が提案した宇治市の2018年度予算案についてのコメントを発表しました。

予算案は、「財政難」を理由に、利用料・手数料の空前の値上げラッシュと長年続けてきた行事の中止・縮小や補助金・助成金の削減を盛り込んだものです。その上、値上げの一覧などの資料を提示せず、中止・縮小とする行事・事業の全貌も発表しないという極めて非民主的で議会を軽視したものになっています。党議員団は、全貌解明と市民への情報公開、大型開発優先から暮らし優先への転換をもとめて、審議・論戦・提案に全力をあげる決意です。

予算委ついてのコメント全文は、下線部をクリックしてください。 宇治市2018年度当初算案などについて

国保運営協議会に申し入れー「保険料引き下げを」

1月22日、党議員団は、来年度の国民健康保険料について市長からの諮問をうけて審議中の、宇治市国民健康保険運営協議会に対し「国民健康保険料の引き下げの『答申』をしていただきますようにお願いします」旨申し入れを行いました。

申し入れでは、宇治市の国保料が、「40代・給与収入400万円・4人家族」で51万8,390円となっているなど、きわめて高額になっていること、京都府内の自治体と比べても目立って高いものであること、宇治市の国保会計は9年間連続して数億円単位の黒字を続けていること、黒字を積み上げた基金が9億円を超えていることなどを指摘、国保料を引き上げるよう求める「答申」をしていただくよう申し入れたものです。

申し入れ全文は下線部をクリックしてください。国民健康保険について(運協への申し入れ)

市政要求懇談会を開催しました

 1月17日(水)、生涯学習センターにおいて市政要求懇談会を開催しました。

水谷修議員団長は、「市長と民進・自民・公明が、『金がない』『行革進めよ』と大合唱するなか、公共施設を次々廃止し、行政サービスを切り捨てようとしています。宇治市の財政力指数は府内3位であり、市長自身が『今は健全財政』と認めているように、財政力は府内でトップクラスです。この財政力を活かして、公共施設充実、住民サービス向上を」とあいさつしました。

続いてあいさつに立った前窪義由紀府会議員は、「山田知事の16年間は、安倍政権の会見を後押し、近畿で初めての米軍基地設置、原発再稼働容認の16年だった。こういう府政の『継承』ではなく、府民の願いに本気の府政へ『転換』を」と述べました。

12月定例会について、山崎恭一議員が報告。大久保幼稚園廃園条例の強行、宇治公民館の「閉館」など市民の声を聴かない市政。花火大会の中止・過去最多の保育所待機児数・見通しを示さない中学校給食など市長公約が次々と反故になっている。来年度の国保料について、十分に引き下げの可能な財政事情、保育の充実を求める請願の採決結果などについて話しました。

出席者との懇談では、宇治公民館・市民会館の「閉館」に発言が集まり、「議会の議決もせずに実質的に廃館なんて許せない」「説明会では、もう決まったことだとにべもない態度。誠意がみられない。」「5館体制は維持するといってたのはどうなったのか」「7万人近い利用者を他の施設に振り替えるなんてできるはずがないことをいう」「耐震性の不足を17年もほっておいて、急に3月末で閉館とは、利用者を無視している」と怒りの声が尽きませんでした。

また、生活保護基準の引き下げ問題、高すぎる国保料と大幅黒字の国保会計、北陸新幹線延伸問題や地域の課題など、たくさんの要望・意見が交換されました。

 

JR宇治駅前で新春のごあいさつ

 1月4日党議員団7人は、倉林明子参議院議員、前窪義由紀府会議員とともにJR宇治駅前で新春街頭演説をおこないました。

前窪府議は、「山田京都府知事は、安倍政権といっしょになって京都府に米軍基地をつくった。憲法九条を変える動きも安倍政権といっしょ。安倍政権といっしょに歩んできた府政をかえましょう。憲法を暮らしに生かす府政、府民のくらしをよくする府政をつくるため全力をつくします。」

倉林参議院議員は、「自民党などは、またしても中央官僚を府知事に送りこもうとしています。市民と野党の共同の知事候補擁立へむけて全力を尽くします。官僚知事ではなく、九条を守りぬき、国に対してハッキリとものを言う知事が求められています。社会保障の大改悪をすすめる政治を止めましょう。地域経済の底上げをはかれる知事を、安倍政権の暴走を止められる府政をごいっしょに実現しましょう。」とよびかけました。

月刊議員団だより2018年1月号

 

12月定例会最終日 大久保幼稚園廃園に反対討論

12月26日、市議会12月定例会の最終日、提案された16の議案の討論と採決が行われました。

共産党議員団は、大久保幼稚園廃園のための条例改正案に反対し、山崎たすく議員が反対討論をおこないました。また、保育の充実を求める市民請願や医療・介護報酬の改善を求める意見書など15議案に賛成しました。自民・民進・公明の3会派は、市民請願、意見書にそろって反対し、大久保幼稚園廃園議案に賛成しました。

山崎たすく議員が行った討論の全文は下線部をクリックしてください。

宇治市立学校の設置に関する条例一部改正案(大久保幼稚園廃園)に対する反対討論