活動報告

2013.04.29 お知らせ

4月27日、市政報告懇談会を開催しました

市会議員団は、4月27日午後2時より、宇治生涯学習センターで「市政要求懇談会」を開催しました。

水谷修団長はあいさつで、安倍内閣の乱暴な経済政策が、物価上昇をもたらしもうすでに破綻していると指摘。京都の経ヶ岬への米軍基地Xバンドレーダー配備計画、高浜原発再稼働申請など、暮らしと安全を脅かす動きもでてきていると警告。一方で、国民的運動の広がりとして、府農業会議のTPP反対決議、原発反対運動の思想信条を超えた共同の取り組み、市民的運動と市議会論戦と結びついた要求の前進などを紹介しました。

市議会3月定例会については、市長選挙後最初の予算議会で、市民の運動や要望と結びついた議会活動で、市民要求の前進が数多くあったと報告されました。また一方で、山本新市政が暮らしや子育て、まちづくりの課題で市民の期待に応えられない市政であることも明らかになったと、その特徴が語られました。民間集会所助成拡大では、市長が市民への約束を破ろうとすることに、共産党が約束をまもらせようと条例案を提案。社会議員団と共同提案、自民の一部や宇治維新の会の賛成をえて可決されました。市長がやらないとしたことを、議会がやらせるという画期的な出来事でした。また、子どもの医療費無料化の前進、豪雨災害寄付金の被災者への支給などが実現したと説明がなされました。

あいさつにたった前窪義由紀府会議員は、京都府の新年度予算について、防災や道路補修など必要な予算以外に、天ヶ瀬ダム再開発など不要不急の大型事業が含まれていると指摘。地元業者に仕事がまわる地域循環型の景気対策の緊急性を訴えました。

参加者からは、原発から出る高レベル放射性廃棄物の処理施設の問題、生活保護切り下げの就学援助など他の制度への影響、バス路線廃止による不便さ、保育所待機児の保育の現状、敬老祝い金廃止への不満、小中一貫校の運動場の狭さ、公務員給与削減の理不尽さなど、多岐にわたる要望や意見が出されました。

水谷団長は、まとめで、今日出された意見や要望は、政治や経済のゆがみを反映している。新しい政治の流れを、住民のみなさんと力を合わせてつくっていきたいと、決意を表明しました。