6・18地震 宇治で震度5弱

市役所2階の天井一部落下

6月18日(月)7時58分、大阪北部を震源地とする地震が発生しました。地震の規模はM6.1、最大震度は6弱、宇治市では震度5弱でした。

宇治市の被害は、府営西大久保団地の1棟で屋上受水槽から水漏れ・断水、木幡西浦のマンションでエレベータが止まって閉じ込め(その後救出)、民家の屋根瓦の落下6件、高齢者の店頭による軽傷2件。文化財では、平等院や萬福寺壁の亀裂など。市役所では、市役所2階の天井が一部落下、エレベータ、ガスが止まり食堂が営業を取りやめました。幼稚園や学校では、壁の剥落、天井の一部落下、ガラス破損などが発生、岡屋小学校は休校となりました。そのほか、ガスの停止で給食調理に支障が出た保育園や点検のため閉館とした集会所場度がありました。天ケ瀬墓地公園では、一部に墓石・墓標のずれが発生しました。

岡屋小学校では、増築した部分との接合部に亀裂が入り粉じんが舞うなどしたため、休校としました。災害時に学校が休校として下校させるか、学校にとどめて保護するのかについて明確な判断基準がありません。

JR奈良線、京阪宇治線、近鉄京都線、京都市営地下鉄などが昼頃まで不通となりました。近鉄小倉駅付近では、列車停止などで踏切がしばらく閉まったままになりました。いずれも夕方ころには復旧しています。全体として大きなけがや復旧に時間のかかる被害は報告されていません。

党議員は、それぞれの地域で、一人住まいの高齢者宅を訪問したり、学校、保育所、福祉施設の被害状況を尋ねるなどなどの対応を行いました。党議員団は、早急に災害状況の全貌を把握して報告すること、災害時の学校の対応についてあらためて検討して整理することなどを求めました。

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