橋下発言に抗議する女性議員の声明  公明市議が反対

 市民から議長に、「宇治市議会の女性議員の連名で、橋下市長への抗議声明を出してください」旨の陳情がありました。宇治市議会の女性議員は、田中議長(民主)と共産党が坂本・木沢の2人、公明党が関谷・長野の2人、計5人です。陳情を受けて、議長は、女性議員と抗議声明について協議をしましたが、公明党議員は「女性議員だけで態度表明するということにはならない。態度は5月臨時会ですでに示した。」と反対し、田中議長も「女性議員全員がそろわないと」としたため、女性議員による抗議の態度表明は実現しませんでした。

 5月臨時会では、共産・社会が「橋下徹大阪市長の『旧日本軍『慰安婦』は必要だった』発言に抗議する決議」を提案しましたが、自民、民主、公明が反対しました。公明党議員の「5月臨時会で態度は示した」は、これをさしています。同趣旨の決議は、京都市議会で維新の会系1人を除く全会派が賛成して可決されており、城陽市議会でも11日の市議会で緊急提案され、可決するものとみられています。宇治市議会での、公明党などの態度は、きわめて異例のものとなっています。

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