山宣の遺志を継いでー墓前際に参加ー

善法墓地で開かれた墓前祭

 治安維持法の改悪に当時の帝国議会でただ一人反対し、右翼に暗殺された国会議員山本宣治。宇治の料理旅館「花やしき」の出身で、同志社大学で生物学を教える学者でもあり、人々から親しみをこめて「山宣」と呼ばれていました。山本宣治の墓の傍らには、山本宣治顕彰の記念碑が建てられています。碑には、暗殺される直前の演説の一節、「山宣ひとり孤塁を守る。だが私は淋しくない。背後には大衆が支持してゐるから」が刻まれています。

 凶刃に倒れた日、3月5日には、毎年、山宣の墓のある善法墓地で山宣墓前祭が行われています。議員団は、今年も3月5日に開かれた第85回墓前祭に、議会の合間をぬって参加しました。

 墓前祭には、東京や鳥取から遺族も参加し、200人以上が参列しました。実行委員長の小松直人 宇治城陽久御山労働組合協議会議長が、「今の政治は大変に危険な状態。山宣の遺志を継いで、憲法改悪反対など、運動を大きくしてたたかおう」と墓前に誓いました。山宣の孫の医師、山本勇治さんが、「今こそ宣治の遺志を生かし、平和で豊かな生活をみんなで築こう」と訴えました。

 

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