安保法案の強行採決に抗議し、「安保法」の廃止を求める意見書を可決

 宇治市議会は、9月議会の最終日の10月15日の本会議で、共産党が提案した「安保法案の強行採決に抗議し、『安保法』の廃止を求める意見書」を、共産・民主と無会派議員の賛成で可決しました。

 意見書の前文は以下の通りです。

「安保法案の強行採決に抗議し、『安保法』の廃止を求める意見書

  245日に及んだ今年の通常国会は、安全保障関連法案の強行採決によって、我が国の立憲主義、平和主義、民主主義が脅かされるという悪しき足跡が残る国会となった。

 私たちは、空前の規模で広がった国民の運動と、6割を超す「今国会での成立に反対」と8割を超す「説明が不足」という国民の世論に背いて、憲法違反の「安保法」を強行した政府と国会に対し怒りを込めて抗議する。

 安保法は、専守防衛や海外派兵の禁止を覆すものであり、我が国の平和主義、我が国が長年かけて培ってきた平和国家としての世界からの信頼を失墜しかねないものである。

 よって国におかれては、「安保法」を廃止にするよう強く求めるものである。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

宇治市議会議長

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