大阪市を廃止したらあかん―「大阪都構想」住民投票を応援

玉造駅前での宣伝行動

 5月17日投票で行われている「大阪都構想」の是非を問う住民投票。議員団からも応援に行きました。

 橋元徹大阪市長の進めようとしている「大阪都構想」では大阪市を廃止することになります。廃止・分割して5つの特別区を新しく作るとしていますが、そうなると直接はいる税収がこれまでの四分の一になります。残りは大阪府の収入になり、それが大阪市地域に使われるかどうかわかりません。「二重行政の無駄」をなくすといっていますが、今二重行政の無駄があるかとの問いに今はないという答え。大学や高校、病院、スポーツ施設などが府立と市立ともにありますが、どちらも府民・市民になくてはならないものとして利用されており、どちらかひとつでいいというものではありません。「二重行政を廃止したら2700億円が生まれる」といいますが、黒字の地下鉄を民間企業に売り払ったり市有地を売却するなどで水増ししたもの。大阪市の資料では1億円だけです。特別市を設置する費用が、特別区の建物新設など680億円もかかることは橋元市長も認めています。「大阪都」になったからといって、東京のように首都機能があるわけではなく、東京へ移った大企業が戻ってくるということにもなりません。大阪は大阪らしい発展をしなければならないのに、東京のまねをしてもうまくいくはずがありません。「大阪都構想」こそが大きな無駄遣いです。

 大阪市の廃止に反対している大阪市をよくする会は、「まだ疑問が…」「こんなやり方では決められない」という方も「反対」と投票してください。一度壊したら元には戻せませんと訴えています。

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