大久保幼稚園を廃園にしないで

10月2日の教育委員会会議で、2019年度末で大久保幼稚園の廃止方針が決定されました。市議会の12月定例会に、大久保幼稚園の廃止を含む幼稚園条例の改正案を提出する、廃止の理由は入園者数が少なかったことなどを挙げています。

私立幼稚園などでは3年保育が普通になり、多くの園で預かり保育も実施されていますが、宇治市立幼稚園では実施されていません。そうした影響で入園希望者が少なくなったのではないかと指摘されているのに、今回の決定で、大久保幼稚園の廃止同時に東宇治幼稚園で3年保育を試行として実施するとしています。

宇治市立幼稚園PTA連合会は、園児数減少は3年保育と預かり保育がないことが原因だとして、毎年その実施を求めてきました。すべての公立幼稚園を3年保育にし、今まで培われてきた素晴らしい幼児教育をこれからもますます発展させ、宇治市で子育てしてよかったと思える市政運営を求めています。

保護者や関係者は、大久保幼稚園を守る会を結成し、「大久保保育園を廃園にしないでください」という署名運動に取り組んでいます。請願内容は、

・ 宇治市の公立幼稚園(大久保・神明・木幡・東宇治)を園児減少を理由に統合・再編しないでください。

・ 宇治市の公立幼稚園(大久保・神明・木幡・東宇治)で3年保育・預かり保育を実施してください。

・ 認定こども園化ではなく、幼稚園として存続してください。

の3項目です。

11月7日には、7町内会750世帯からなる大久保区も、市長と教育長に対し「大久保幼稚園の廃止に反対し、存続を要求する」申込書を提出しました。

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