国保条例に修正案を提案 ― すべての加入者の保険料引き下げを

3月18日の予算特別委員会で、党議員団は、市長提案の「国保条例一部改正案」に対し修正案を提出しました。

宇治市の国保料は、京都府内でもトップクラスの高い保険料を続けてきました。高すぎる保険料のために、9年連続で数億円単位の巨額の黒字を生じ、国保基金も10億円近くになりました。党議員団は、毎年、「取りすぎになっている国保料は、引き下げて加入者に返還すベきだ」と引き下げの修正案を提案してきましたが、市は「将来の財政運営に不安がある」とし、民主・自民・公明などの議員も引き下げに反対してきました。

国保制度の変更で、府内の国保料の平準化が課題となる中で、宇治市はようやく高すぎる保険料を他市なみに引き下げる改正案を提案しました。しかしこの改正案は、保険料の3要素のうち、「所得割」と「平等割(世帯割)」は引き下げるものの、「平等割(人数割)」は引き上げることとしているため、加入世帯の約9割で引き下げになるものの、1割程度では逆に引きあげになるというものです。党議員団などが提案した修正案では、「平等割」の引上げをやめて据え置きにすることで、ほとんどすべての加入者の保険料を引き下げようというものです。この提案実施で減額になる保険料収入は約5500万円。2017年度国保会計の黒字見込み7億6517万円(2018年度予算の収入には未計上)や国保基金9億5128万円など、活用できる財源はいくつもあります。

 

提案した修正案の全文と新旧対照表は、下線部をクリックしてください。

国保条例の一部を改正する条例修正案  【新旧対照表】国保条例の一部を改正する条例修正案

 

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